フッ素って?
更新日時:2023/10/16
カテゴリ:ブログ
こんにちは!神戸市灘区六甲道にあります、 その歯科クリニック です
今回は フッ素 について説明いたします。
「フッ素」という言葉を耳にすることがあると思いますが、どんな効果があるかご存知ですか
フッ素とは、お口の健康に重要な役割を果たすミネラルです。フッ素の重要性や効果的な利用方法について説明します

目次
①フッ素とは?
②フッ素の口腔健康への効果
③フッ素の適切な摂取方法
④正しいフッ素洗口の方法
⑤フッ素の年齢別適用
⑥フッ素に関する注意点

①フッ素とは?
フッ素は自然界に広く存在し、歯のエナメル質を強化するミネラルです。フッ素は酸に強く、虫歯予防に役立ちます。
歯の表面では、歯の成分であるミネラルが溶けだす脱灰と、ミネラルが歯の中に残って結晶化する再石灰化が繰り返されています。この脱灰と再石灰化のバランスが崩れ、ミネラルが溶け出す脱灰の方が大きくなった時にむし歯ができます。

②フッ素の口腔健康への効果
- 虫歯予防:フッ素は歯のエナメル質を強化し、虫歯の進行を遅らせます。
- 歯の再石灰化:初期の虫歯を修復し、歯を健康に保ちます。

③フッ素の適切な摂取方法
- 歯磨き剤:フッ素配合の歯磨き剤を使用し、毎日の歯磨きに組み込みましょう。
- フッ素洗口液:フッ素洗口液は歯を補強し、虫歯予防に効果的です。
歯科治療:歯科医の指導のもと、フッ素の塗布や処方箋薬の使用が行われます。

④フッ素配合歯磨剤
今ドラッグストア等で販売されている9割以上の歯磨き粉がフッ素配合です
歯磨き粉によって濃度が異なるので、年齢に応じた濃度を選ぶことがポイントです初めての歯磨き粉や、うがいが出来ない3歳未満のお子様にはジェルがオススメです!6歳未満は1000ppm、6歳以上は1500ppmの高濃度フッ素が効果的です。

⑤正しいフッ素洗口の方法

方法:フッ素洗口の前に歯磨きを行ってください通常、1日に1回、1回の使用量は0.5mlです。お口全体にいきわたるようにほっぺを膨らませて約30秒ブクブクうがいをします。その後、洗口液を吐き出してください。洗口液を吐き出した後、30分は飲食、うがいを控えてください。特に寝る前のフッ素洗口が効果的で、寝ている間にフッ素が歯に浸透します。

⑥フッ素の年齢別適用
子供:フッ素は歯の発育に特に重要で、子供の歯を保護し成長をサポートします。

大人:成人もフッ素の利用が推奨され、歯の健康維持に寄与します。

高齢者:歯の根面のむし歯予防に効果的です。

⑦フッ素に関する注意点
過剰摂取に注意:過剰なフッ素摂取は歯の変色や健康問題を引き起こす可能性があります。

歯科医のアドバイス:特に子供にフッ素を使用する場合、歯科医の指導を受けましょう。

まとめ
フッ素は、口腔健康を維持し虫歯予防に役立つ重要な要素です。正しい摂取方法と適切な年齢層での利用により、健康な笑顔を保つのに貢献します
その歯科クリニックでは、フッ素洗口でオラブリスを使用しています。オラブリスは味がしない、匂いがしないので子どもから大人まで幅広い年齢の方に使用していただきやすい洗口液です
年齢に合わせた濃度のフッ素を使用することでより効果があります
ご自身に合った歯磨剤の選び方など、分からないことがございましたら気軽に相談してください

その歯科クリニック
歯科衛生士 上田