インプラントとは?~失った歯を取り戻す新たな選択肢~
更新日時:2024/11/22
カテゴリ:ブログ
こんにちは
神戸市灘区六甲道にあります
その歯科クリニックです!

今回はインプラントについて説明致します。

歯を失ったとき、従来は入れ歯やブリッジといった方法が主流でしたが、近年では「インプラント治療」が注目されています。
インプラントは、あごの骨に人工の歯根を埋め込むことで、自然な見た目と機能を取り戻す治療法です。
今回、インプラントの基本からメリット・デメリット、治療の流れまでをわかりやすく解説します。

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目次

1. インプラントって何?

2. 他の治療法との違い

3. インプラントのメリットとデメリット

4. 治療の流れと期間

5. メンテナンスの重要性

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1. インプラントって何?

インプラントは、失った歯の代わりに人工の歯の土台をあごの骨に埋め込み、その上に人工歯を装着する治療法です。使用される人工の土台は、チタン製で生体親和性が高く、あごの骨としっかり結合する特徴があります。これにより、まるで自分の歯のような感覚で噛むことができます。

インプラントの構造:
- フィクスチャー(人工歯根):骨に埋め込む部分
- アバットメント:フィクスチャーと人工歯をつなぐ部分
- 人工歯:見える歯の部分

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2. 他の治療法との違い

歯を失った場合の治療法には、主に以下の3つがあります

1. 入れ歯:取り外し可能でコストが抑えられるが、装着感や噛む力が弱い。
2. ブリッジ:隣の健康な歯を削る必要があり、長期的に負担がかかる。
3. インプラント:隣の歯に負担をかけず、噛む力も自然歯に近い。

インプラントは一度埋め込むと半永久的に機能する可能性があり、見た目も自然ですが、治療費や時間がかかる点が他の治療法とは異なります。

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3. インプラントのメリットとデメリット

メリット
- 自然な噛み心地:硬い食べ物も安心して噛める。
- 審美性が高い:天然歯と見分けがつかない。
- 隣の歯を守る:周囲の歯に負担をかけない治療法。
- 骨の健康を維持:あごの骨が退縮しにくい。

デメリット
- 高額な費用:治療費が他の方法に比べて高い。
- 治療期間の長さ:3~6か月以上かかる場合もある。
- 手術が必要:外科的処置に抵抗がある方には不向き。
- メンテナンスの重要性:適切なケアを怠ると問題が発生することも。

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4. 治療の流れと期間

インプラント治療は、以下のステップで進められます

1. 初診と診断
歯科医が口腔内の状態を確認し、レントゲンやCTで骨の状態を詳しく検査します。

2. フィクスチャーの埋入手術
局所麻酔を行い、あごの骨に人工の土台を埋め込む手術をします。時間は1時間~1時間半程度です。

3. 治癒期間
骨とインプラントが結合するまで3~6か月程度待機します。この間、仮歯を装着することも可能です。

4. 人工歯の装着
結合が確認された後、アバットメントを装着し、その上に人工歯を取り付けます。

5. メンテナンス開始
定期的な歯科検診とクリーニングで長期間の使用を目指します。

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5. メンテナンスの重要性

インプラントを長く使い続けるためには、メンテナンスが欠かせません。歯周病やインプラント周囲炎と呼ばれる病気を予防するため、以下を意識しましょう:

- 毎日のケア:歯磨きやデンタルフロスをしっかり行う。
- 定期検診:歯科医院でのプロフェッショナルケアを受ける。
- 生活習慣の見直し:喫煙や糖尿病などのリスク因子を管理する。

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まとめ

インプラント治療は、自然な見た目と噛み心地を取り戻せる画期的な選択肢ですが、費用やメンテナンスの手間がかかる点も考慮が必要です。歯を失った場合の治療法として、入れ歯やブリッジとの違いを理解し、自分に合った方法を選ぶことが大切です。興味がある方は、まずは歯科医に相談してみましょう。一生使える「第二の歯」を手に入れるための第一歩を踏み出してみませんか?

その歯科クリニックでは患者様に適した治療方法を選択して頂けるよう、カウンセリングをしっかり行った上で治療に移行しております!
インプラントは歯が入ったら終わりは決して有りません。定期検診にてインプラント専用の機械で4ヶ月に1度メインテナンスを受けて頂きます!
その歯科クリニックと患者様、二人三脚でいつまでも美味しくご飯が食べられるよう頑張っていきましょう!

歯科衛生士 上田