意外と身近な口腔外科の範囲
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口腔外科は口の中や顎、顔面の外科的な処置を専門とする分野です。
一部が一般歯科の範囲に含まれていることも多く、比較的多くの方が、抜歯や顎関節症の治療を受けることで、口腔外科の治療に触れる機会があります。
特に気を付ける点が多いのが親知らずの抜歯です。放置すると歯列全体に悪影響がある可能性が高く、注意が必要です。
口腔外科で行うこと
親知らず抜歯
親知らずは最後に生えてくる永久歯です。
歯列の一番奥に生えてくるため、他の歯ときちんと並ばないことが多く、歯肉や顎の骨に埋まっていることもあります。
このようなケースでは、親知らずが痛みを引き起こす場合があり抜歯が必要です。
口腔外科ではこうした難しい親知らずの抜歯も行います。
子どもの歯の抜歯
子どもの歯がなかなか抜けない時など、抜歯をして永久歯の萌出を促すことがあります。様子を見ながら、一番良いタイミングを見極めて行います。
外傷
転倒や事故などで口や歯を傷つけることは、特に子どもに多く見られます。口腔外科では外傷による歯や顎の損傷に対し、早急に適切な処置を行います。
顎関節症の治療
顎関節症は顎の関節に痛みや不快感を引き起こす疾患で、口を開ける際の違和感や痛みが主な症状です。
原因は、噛み合わせの問題やストレスなど多岐にわたり、放置すると日常生活に支障をきたすことがあります。
口腔外科では顎関節の診断と治療を行い、症状を和らげるサポートをします。
親知らずとは?
最後に生えてくる永久歯
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親知らずは通常20歳前後に最後に生えてくる永久歯です。
親も気づかない頃に生えてくるため「親知らず」と呼ばれるようになりました。現代人の顎は進化と共に小さくなっており、親知らずがしっかりと並んで生えるためのスペースが不足しています。
きちんと生える方、しっかり使える方は全体の30%にも満たないといわれ、永久歯の本数は、通常この親知らずの本数を含めずに28本とするのが一般的です。
きちんと並ばないことが多い
親知らずがまっすぐに生えてこない場合、歯肉の中に埋まってしまったり、斜めに生えたりするケースも考えられます。
このような状態を放置すると炎症や痛みが起こり、最悪の場合には周囲の歯にも悪影響を及ぼすことがあります。
親知らずを抜いた方がいいのはどうして?
虫歯や歯周病の原因になる
親知らずが半分埋まるような形で生えている場合、歯肉がかぶさっている部分に汚れがたまりやすくなります。
その結果、歯磨きが十分にできず、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
もしきれいにはえていても、奥にあるため手入れが難しく、放置すると虫歯が進行しやすい歯でもあります。
顎の骨に炎症が広がる
親知らずが正しく生えていない場合や埋まっている場合、放置すると顎の骨にまで炎症が広がることがあります。
顎の骨まで炎症が及ぶと、激しい痛みや腫れが起こり、場合によっては手術が必要になることもあります。
早期に抜歯を行うことで、こうしたリスクを回避できます。
他の歯にダメージがある
親知らずが斜めや横向きに生えている場合、隣の歯を押すような圧力がかかり、他の歯にダメージを与えることがあります。
圧力が強くかかりすぎると前の歯の根っこが吸収し始め、親知らずと一緒に抜歯が必要となることもあります。
噛み合わせに変化が起こる
親知らずが正しく生えていないと、前の歯が押されるだけでなく他の歯も押され、結果的に歯列に影響を与えることがあります。 このようにして噛み合わせに問題が生じると、食事や会話に支障が出ることもあります。 また、顎関節症などの別の問題も引き起こす可能性があります。
抜かなくていい場合はあるの?
もしきれいに生えていて、何の問題もなく使えている親知らずの場合は抜かなくていいこともあります。
手入れは十分に必要ですが、きれいに保存しておけば、他の歯を失った時に移植し、歯列を回復できることがあります。
口腔外科の治療は身近な歯科治療
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口腔外科では、外科的な目線で親知らずの抜歯を含むさまざまな治療を行っています。
親知らずが痛みや炎症を引き起こす前に、早めのチェックと適切な対応を行うことが大切です。親知らずの抜歯に関してお悩みの方は、ぜひ六甲道の歯医者 その歯科クリニックにご相談ください。また外傷や顎関節症の治療についてもお気軽にお尋ねください。