親知らず抜歯
更新日時:2024/07/03
カテゴリ:ブログ
こんにちは!神戸市灘区六甲道にあります、
その歯科クリニック です!

今回は 親知らず について説明いたします。

親知らずは、多くの人にとってトラブルの原因となる歯です。
今回は親知らずについて、問題が発生する理由、抜歯が必要なケース、抜歯手術の流れ、そして抜歯後のケアについて詳しく解説します親知らずに関する疑問や不安を解消し、健康な口腔環境を維持するための情報を提供します

目次

①親知らずとは

②親知らずが問題を引き起こす理由

③親知らずの抜歯が必要なケース

④親知らずの抜歯手術の流れ

⑤親知らずの抜歯後のケアと予防

①親知らずとは

親知らずは、第三大臼歯として知られる最後に生えてくる歯で、通常は17歳から25歳の間に生えてきます。名前の由来は、成長した大人になってから生えることから「親の知らないうちに生える歯」という意味です。現代の人々の顎は進化の過程で小さくなり、親知らずが正しく生えるスペースが不足しがちです。

②親知らずが問題を引き起こす理由

親知らずは、多くの場合、以下の理由で問題を引き起こします。

不完全萌出: 親知らずが部分的にしか生えない場合、歯茎に炎症や感染が起こりやすくなります。

埋伏歯: 顎骨に埋まったままの親知らずが、他の歯に圧力をかけ、歯並びを乱す原因となります。

歯垢の蓄積: 親知らずは奥に位置するため、歯磨きが難しく、歯垢や食べかすが溜まりやすく、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

③親知らずの抜歯が必要なケース

親知らずの抜歯が必要なケースは以下の通りです。

痛みや腫れ: 親知らずが周囲の組織に炎症を引き起こし、痛みや腫れが生じる場合。

感染: 親知らず周辺で細菌感染が発生し、持続的な腫れや痛みがある場合。

歯並びの乱れ: 親知らずが他の歯に圧力をかけ、歯並びに影響を与える場合。

嚢胞形成: 埋伏している親知らずの周囲に嚢胞が形成される場合、周囲の歯や骨にダメージを与える可能性があります。

④親知らずの抜歯手術の流れ

親知らずの抜歯手術は以下の手順で行われます。

診察とレントゲン撮影: 抜歯が必要かどうかを判断するため、歯科医が口腔内を診察し、CT写真を撮影します。

麻酔: 手術の痛みを感じないように局所麻酔を施します。

抜歯手術: 親知らずを取り除くために、歯茎を切開し、歯を分割して取り出すことがあります。必要に応じて骨を削ることもあります。

縫合: 手術後、必要であれば歯茎を縫合して治癒を促進します。

術後指導: 抜歯後のケア方法や注意事項について説明を受けます。

⑤親知らずの抜歯後のケアと予防

抜歯後のケアは非常に重要です。以下のポイントに注意してください。

安静に過ごす: 抜歯当日は安静にし、激しい運動や重労働を避けましょう。

氷嚢で冷やす: 手術部位を氷嚢で冷やし、腫れを軽減します。

処方された薬の服用: 歯科医から処方された痛み止めや抗生物質を指示通りに服用します。

適切な口腔衛生: 抜歯後数日は抜歯箇所の歯ブラシを避け、優しく口をすすぎます。感染を防ぐため、抜歯後数日間は口腔内を清潔に保ちましょう。

食事制限: 固い食べ物や刺激物を避け、柔らかい食事を摂取します。

まとめ

親知らずは、多くの人にとって避けられない歯科問題です。適切な診察と治療、そして抜歯後の適切なケアを行うことで、トラブルを最小限に抑え、健康な口腔環境を維持することができます。親知らずに関する疑問や不安がある場合は、私たちにいつでもお聞きください

その歯科クリニック
歯科衛生士 森本